日常生活を過ごしていても、鼻水が止まらないというのは落ち着かなく集中力を欠いてしまいます。鼻水が止まらなくなる原因は色々考えられますが、花粉症や風邪などでよくみられる症状です。鼻水が止まらないときの原因や見分け方など幅広く解説していきます。

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片方の鼻が詰まってしまう原因とは?

鼻づまり、特に片方の鼻にだけ鼻づまりが起こると、呼吸がしづらくなり、不快でイライラしてしまいがちです。
鼻づまりの最も多い原因は、風邪や花粉などによる鼻炎です。
花粉やハウスダストなどのアレルギー物質や風邪ウイルスが免疫力の落ちた体内に侵入すると、人間の体はそれを外へ排出しようと鼻水を出します。
この鼻水が一般的な鼻づまりの原因のひとつです。

季節に関係なく片方の鼻だけに鼻づまりが起こる場合は「ネーザルサイクル」という生理現象が原因となることがほとんどです。
ネーザルサイクルは日本語では交代性鼻閉とも呼ばれ、鼻甲介と呼ばれる粘膜の塊が1~3時間くらいの周期で交互に収縮・膨張し、呼吸に使われる鼻の左右が入れ替わる現象です。
鼻粘膜の血管は、交感神経の刺激により収縮し、副交感神経の刺激によって腫脹します。
ネーザルサイクルは、このように自律神経を介して中枢性にコントロールされていると考えられます。
これにより、呼吸に使われていない方の鼻の穴は、休止状態となり少し鼻がつまってしまいます。

したがって、ネーザルサイクルは自然現象であり病気ではありません。
実は人間の約3割がネーザルサイクルを起こす体質であることが分かっています。
ネーザルサイクルが起こる原因は未だ解明されていません。
嗅上皮などの細胞を再生させ詰まらせた方の鼻をメンテナンスするため、嗅覚を休ませるため、鼻の穴を保湿するため、睡眠中の寝返りを促すためなど、様々な説があると言われています。

片方の鼻づまりが原因で起きる病気について

まず慢性的に片方の鼻づまりが起こる場合は鼻中隔湾曲症が疑われます。
鼻中隔湾曲症とは、鼻の中を左右に隔てる壁「鼻穴隔」が曲がってしまう病気です。
鼻穴隔が曲がってしまうことで、鼻の軟骨が片側に飛び出てしまい、狭くなった方の鼻だけ鼻水が通りにくくなり、つまりやすくなってしまいます。
ウイルス感染やアレルギーなどが原因ではなく、物理的な原因で鼻づまりが引き起こされるのです。
元々人間の体は左右対称ではないため、鼻中隔は左右のどちらかに曲がっている状態は自然なことではありますが、この湾曲具合が大きくなり生活に支障が出てしまうほど鼻づまりが酷い場合は外科手術の必要性も出てきます。

鼻づまりと同時に歯の痛みや口臭、頭痛、目の奥の違和感といった症状がある場合は歯性上顎洞炎の疑いがあります。
歯性上顎洞炎とは、上の歯の虫歯などが原因で歯の根本にある上顎洞という空洞に細菌が感染してしまうことで発症する病気です。
特に最近の若者は、昔に比べて硬いものを食べる機会が少ないため、「歯槽骨」と呼ばれる上顎の骨が痩せ、歯の根元が副鼻腔に飛び出してしまう傾向にあります。
この状態で虫歯を放置してしまうと歯性上顎洞炎の発症リスクが高まります。

また、副鼻腔炎が起こる原因にもなります。
副鼻腔炎とは、頬骨の下辺りにある副鼻腔という空洞に炎症が起こる病気で、いわゆる蓄膿症と呼ばれるものです。
症状は一見、鼻風邪と似ていますが、片方の鼻づまりに加え、鼻水が止まらなくなる、頭痛、目の下の痛み、鼻や口の臭いなどの症状が見られる場合は副鼻腔炎の可能性が疑われます。
ストレスや不眠が原因で体の免疫力が低下するとウイルスに感染しやすくなります。
日頃からストレスや不眠の解消に努め、規則正しい生活を送るように心掛けましょう。