日常生活を過ごしていても、鼻水が止まらないというのは落ち着かなく集中力を欠いてしまいます。鼻水が止まらなくなる原因は色々考えられますが、花粉症や風邪などでよくみられる症状です。鼻水が止まらないときの原因や見分け方など幅広く解説していきます。

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鼻粘膜焼灼術が花粉症対策に良い

花粉症はくしゃみや鼻水、鼻づまりなどの症状を引き起こすことが多く、特にこれらの症状がアレルギー性鼻炎と共通していることから季節性アレルギー性鼻炎に分類されています。
これは、植物の花粉などの異物が鼻の中にある左右の下鼻甲介にある粘膜に付着して下鼻甲介の腫れや、異物の排除のために粘液の分泌が生じてきます。
つまりこれらが鼻づまりや鼻水といった症状ということになります。

このような花粉症の症状への有効な対策として、鼻粘膜焼灼術があります。
鼻粘膜焼灼術とは炭酸ガスレーザーや高周波メスを利用して鼻の粘膜を焼く手術のことをいいます。
具体的には、花粉などの異物が付着することによって生じた下鼻甲介粘膜の腫れに対してレーザーや高周波メスを使って焼きます。

そして粘膜の面積を減らすとともに粘膜の表面を硬くしていきます。
粘膜の面積を減らすことは下鼻甲介の腫れを改善することに繋がります。
粘膜を硬くすることは異物の粘膜細胞への侵入および異物に対する刺激の感度を鈍らせることに繋がるため、結果として鼻づまりや鼻水を抑える効果をもたらすということになります。
なお、鼻粘膜焼灼術後には創部のかさぶたなどにより一時的に鼻づまりが強調されたり、微量の鼻出血がみられることもありますが手術時間が30分程度と短時間で済むというメリットがあります。

上記のことから鼻粘膜焼灼術は花粉症の症状対策として非常に有効な手術ですが、1度行ってしまえばその効果がずっと持続するというわけではありません。
個々人の症状の度合いにもよりますが、場合によっては複数回に渡って鼻粘膜焼灼術を行ったほうが良いこともあります。
そしてその効果の持続期間ですが、個人差はあるものの手術後およそ数か月~1年程度であるとされています。
すなわち粘膜の再生に伴い再発する可能性があるということになります。
一方この鼻粘膜焼灼術に必要な費用については保険適用が可能となっており、鼻粘膜焼灼術そのものにかかる費用はおよそ7千円~1万円台が一応の目安ということになっています。

アルゴンプラズマ凝固法手術という方法もあります!

ここまで花粉症対策の治療法として鼻粘膜焼灼術について挙げましたが、もうひとつ有効な治療法としてアルゴンプラズマ凝固法というものがあります。
アルゴンプラズマ凝固法とは、アルゴンガスを媒体とした高周波電流であるアルゴンプラズマ照射によって鼻の粘膜を焼いて細胞を凝固させることで炎症反応を抑える手術です。
このことから下鼻甲介粘膜に対して行われるという点においては鼻粘膜焼灼術とほぼ同じようなものであると捉えることができます。

アルゴンプラズマ凝固法は下鼻甲介の粘膜細胞を凝固させ、粘膜面積を減らすことから特に鼻づまりに対して効果を発揮しやすくなっています。
また細胞を凝固させてアレルギー反応を抑制することから、同時に鼻水の抑制にも効果を発揮することに繋がります。

アルゴンプラズマ凝固法の特徴についてですが、鼻粘膜焼灼術と比較すると異なる点があります。
まずは鼻粘膜焼灼術がレーザーで粘膜細胞に対してややピンポイントに行われるものであるのに対して、アルゴンプラズマ凝固法は粘膜細胞に対して照射が広めに行われるものです。
特に鼻づまりの改善にはより効果的であるという点が挙げられます。
また手術の時間についても手術そのものは10分程度とより短時間で行うことも可能であるという点も挙げられます。

アルゴンプラズマ凝固法の効果の持続期間については、個人差がありますが半年~2年程度とされており、鼻粘膜焼灼術と同様にずっと効果が続くものではなく、粘膜の再生に伴い再発する可能性があります。
なお、手術に必要な費用についてはアルゴンプラズマ凝固法も保険適用が可能となっており、およそ1万円台が一応の目安ということになっています。